超能力のアニメの昔のもので知っておきたいのが、「バビル2世」です。
横山光輝作の漫画をアニメした作品で、1973年(昭和48年)の1月1日から同年の9月24日まで全39話が放映されています。
遥かな昔、地球に不時着し帰れなくなった宇宙人「バビル」。
そのバビルが残した遺産、バベルの塔と3つのしもべを受け継いだ超能力者の「浩一」が世界征服を企む悪い超能力者「ヨミ」と戦う物語です。
当初始まった連載は、3か月ほどで完結する予定だったといいます。しかしあまりに人気が出たため、2年半もの長期連載となった漫画です。
そのため「ヨミ」は何度倒されても復活する、当時では新しいパターンが繰り返されました。
アニメした作品は声優の神谷明の初主演作品でもあり、技の名称を叫ぶ際の演技は彼のトレードマークとなりました。
最新科学を装備しているバビルの塔に住んでいる正義の超能力者「バビル2世」が、3つのしもべとともに悪の超能力者である「ヨミ」の陰謀を粉砕するため戦うという基本設定は同じです。
アニメでの独自の事件も起こりますが、原作との最大の違いはというと。
主人公の浩一が「バビル2世」となったため、10年の間育ててもらった叔父母の「古見一家」と心ならずも別れたという設定です。
そのためほのかな恋心を抱く従姉妹の由美子が浩一を探します。しかし毎回現場にたどり着くすぐ前に浩一はその地を去るため、すれ違うという描写が物語を盛り上げました。
とても50年近く前の作品とは思えない素晴らしい出来の超能力 アニメです。
0 件のコメント:
コメントを投稿