超能力の起源について考えてみましょう。日本で古来からいわれているのが、いわゆる神通力(じんつうりき)と呼ばれるもの。
主に普通の人間ではなし得ない、仏や神が使えるとされる特殊な人智を超えた能力を指しています。目に見えない霊などを感知する「霊能力」と同意語にもなっていますが、まさに超能力の起源。
もともと仏教において、仏や菩薩が持つとされる6種類の超人的能力「六神通(ろくじんつう)」から来ています。
この起源ともいえる六神通(ろくじんつう)について、それぞれを詳しく見ていきましょう。
神足通(じんそくつう)が最初。別名を縮地とも呼ばれる力で、超スピードで移動することができる能力です。
天耳通は地獄耳とも呼ばれ、普通の人が聞き取ることができないことを聞き取る力。他心通とは、読んで字のごとく、相手の心を読みとってしまう能力になります。これなどはテレパシーそのもの。
宿命通は、自分の前世を知るという能力。天眼通は、他人の前世を知るという能力です。過去知的な超能力。
最後の6番目が漏尽通(ろじんつう)。輪廻の輪から、抜けでたことを知る大事な能力です。
どれもこれも、まさに超能力のオンパレードですね。
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